ホラー小説の原作を考えてみた


タイトル:「紅い部屋」

あらすじ:

古びたアパートの一室、「紅い部屋」と呼ばれる部屋には、過去に何人もの住人が行方不明になったという噂があった。恐ろしい伝説を知る者たちは、決してその部屋に近づかない。しかし、新しく引っ越してきた大学生の「奈々美」は、その噂を一笑に付して、その部屋に住み始める。しかし、彼女が住み始めたその日から、奇妙な出来事が次々と起こり始める。紅い部屋に潜む”何か”とは一体何なのか…?奈々美はその謎に挑むが、彼女を待っているのは想像を絶する恐怖だった。

登場人物:

  • 奈々美(ななみ):20歳
    主人公。大学生。物事を科学的に捉えるタイプで、ホラーやオカルトにあまり興味がない。引っ越し先の紅い部屋の噂を気にせずに住み始めるが、次第にその不気味さに気づき始める。
  • 玲子(れいこ):24歳
    奈々美の先輩で、心霊現象に興味を持つオカルトマニア。奈々美の新居の噂を聞きつけ、調査を手伝うことになる。
  • 大家(おおや):50歳
    アパートの管理人。無愛想で無口。紅い部屋について聞かれると、表情が強張り、口をつぐむ。
  • 謎の声(紅い部屋の何か)
    部屋に住む者にだけ聞こえる不気味な声。その正体は謎に包まれている。

プロット:


第一幕:紅い部屋との出会い

(奈々美の独白) 奈々美:「引っ越しって、面倒だけど新しい生活の始まりって感じがしてワクワクするよね。…でも、この部屋、何か変だと思わない?」

  1. 奈々美はアパートに引っ越してくる。その部屋は、赤い壁紙に覆われており、住人たちの間では「紅い部屋」と呼ばれていた。壁紙の色はまるで血のように濃く、部屋全体に不気味な雰囲気を漂わせている。
  2. 引っ越し初日の夜、奈々美はベッドで眠れない。部屋のどこかから「カリカリ…」という不気味な音が聞こえるのだ。翌朝、部屋の隅に置いてあった鏡に、赤い手形がついているのを発見するが、気のせいだと自分に言い聞かせる。

第二幕:異変の始まり

  1. 数日後、奈々美は大学の先輩でオカルト好きの玲子に、部屋で起きる奇妙な出来事を話す。玲子は興味津々で、「それ、絶対なんかいるよ!」と半ば楽しげに言う。玲子の勧めで、奈々美は部屋の様子をカメラで撮影することに。
  2. カメラを設置して数日後、映像を確認すると、奈々美が寝ている間に部屋の中をうろつく影が映っていた。驚愕する奈々美だが、玲子は「これ、もっと調べる価値あるよ!」と興奮気味に言う。玲子の提案で、二人は部屋の探索を開始する。
  3. 部屋の壁紙を剥がしていくと、下には何か古い文字がびっしりと書かれているのを発見する。それは呪いのような意味不明な文言で、特に「取り憑かれる」という言葉が何度も書かれていた。奈々美は怖くなり、すぐに壁紙を元に戻すが、その夜から幻覚や奇妙な現象が頻発するようになる。

第三幕:紅い部屋の真相

  1. 奈々美は再び大家に紅い部屋について尋ねる。最初は無口だった大家だが、奈々美の強い意志を感じて重い口を開く。「その部屋には、過去に住んでいた女が何人も行方不明になった。紅い部屋は、住人の血でその色に染まったという噂だ…」という、ぞっとするような話を聞かされる。
  2. 玲子が部屋の歴史を調べた結果、そこには過去数十年にわたり、住人が次々と消えていることがわかった。さらに、紅い部屋の前の住人が失踪する直前に「助けて」という奇妙なメッセージを残していたという情報が見つかる。奈々美は恐怖を感じつつも、紅い部屋の謎に取り憑かれ始めていた。

第四幕:紅い部屋の恐怖

  1. 奈々美の精神は日に日に蝕まれていく。部屋にいると、誰かの囁き声や不気味な笑い声が聞こえてくるようになる。幻覚に悩まされ、体調も悪化していく。玲子は「部屋に何かがいる。奈々美、もうここを出よう」と訴えるが、奈々美は「この部屋を離れるわけにはいかない」とつぶやく。その目には、いつしか紅い部屋に魅入られた者の狂気が宿っていた。
  2. ある夜、奈々美は部屋の中で何者かに話しかけられる。「お前もここに来い…」その声に誘われるように、奈々美は壁に手を伸ばす。そして、壁の一部がまるで液体のように揺れ動き、奈々美はその中に吸い込まれていく。

第五幕:奈々美の失踪

  1. 翌朝、玲子が奈々美を訪ねるが、彼女の姿はどこにもない。部屋の中には、紅い手形が無数に残されていた。玲子は震えながらも部屋を見渡すと、壁にかかっている鏡に気づく。そこには、恐怖に歪んだ奈々美の顔が映っていた。そして、鏡の中の奈々美が、不気味に微笑んだ瞬間、玲子の周りの空間が一気に赤く染まっていく。

終幕:紅い部屋は永遠に

  1. その後、玲子も行方不明となり、紅い部屋には新たな住人が現れる。部屋はまるで何事もなかったかのように静まり返っているが、壁の色は以前よりも濃い紅色に染まっていた。誰もいない部屋に、かすかな囁き声が響く。

「次は…誰が来る…?」


この物語の終わりに、紅い部屋がこれからも新たな犠牲者を求め続けるという、不気味な余韻を残しておく感じで完成だよ。どうかな、怖さ伝わったかな?


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